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February 25, 2005

流産。

昨日の午後から出血の量が増加。
朝になっても出血は止まらない。
このまま手術予定日の3月1日まで出血しつづけたらどうなってしまうかわからないと不安になる。
手術の日の朝は絶食・絶飲とのことだったので飲まず食わずで耐えて病院に電話。
入院の準備をしてくるように言われる。
午前10時病院に到着。
天気が悪いせいか待っている人は1人。
すぐに診察してもらえた。
診察台に乗って先生がちょいちょいと診察してくれて今日は朝から何も食べてないことを告げるとすぐに手術してくれることになった。
なんだか覚悟していたとはいえあんまり実感がわかない。
手術室の準備ができて看護婦さんに見守られながら服を脱ぐ。
なんだか不思議。
出血したナプキンがついたままのおパンツも看護婦さんが受け取ってくれる。
恥ずかしすぎる。
上はパジャマ下はすっぽんぽん。
なんだかわかんないけど注射される。
緊張のあまり何の注射か聞けなかった。
手術台に上がる。
形状としては診察台とほぼ一緒。なるほど。
足には布のカバーをしてくれる。
変な感じ。
心電図をとられ、先生が脈を確認。
「不整脈ですね。」と言われる。
はじめてのことで驚く。
大丈夫かあたし?
今度は全身麻酔。
「もうすぐわからなくなりますからね。」
といわれるが『もうすぐってどれくらいだろう』とアホな考えが頭に浮かぶ。
ちらりと時計を見ると10時50分。
死刑執行の気分。
何度目かの瞬きで意識が遠のく。
グルグルふわふわ。

麻酔で無意識で制御がきかないため弱音を吐きまくる。
「痛いよーーー。おかあさーーーん。いっつん痛いのいやだよーーー。」
『いかん。いかん。』
「○○さーーーん。○○さーーーん。助けてーーーー。」(○○はだんな様の名前。)
『いかん。いかん。』
を繰り返す。

ふと目が覚める。
ここはどこ?
どうやら病室だ。
12時30分。
そうか全てが終わったんだ。
あたしのおなかは空っぽになちゃったんだ。
おパンツもパジャマのズボンもちゃんとはかせてくれてあった。
あたりまえだけど自分でしてないから不思議。
とりあえずナースコールで看護婦さんを呼ぶ。
おなかが痛くてたまらないのでいつまで続くのかきく。
子宮が縮もうとしているための痛みでしばらく続くとのこと。
恥ずかしかったけど「あたしけっこうさわぎましたよね?」ときいてみた。
「おかあさんを呼んでましたよ。」と言われる。
恥ずかしい!!
さっきのは現実だったのね。
無意識とはいえいけてないよあたし。
とりあえずだんな様に終了の報告の電話。
その後看護婦さんがおかゆとお味噌汁の食事を持ってきてくれた。
あんまり食欲はなかったのだけれども食べてみるとおかゆがしみじみ美味しかった。
感謝して食べた。
会計を終えると3時だった。
電車に乗って帰った。
8週3日目。
あたしたちのはじめての赤ちゃんはお星様になっちゃいました。

妊娠 | 投稿者 ittsun : February 25, 2005 06:41 PM

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